大東亜共栄圏  盆栽ゲーム

たまたま通販サイトで見かけてすぐに購入しました。
大東亜戦争の全貌を網羅している割にかなりコンパクトに纏められています。
しかも、1939年からの開始で米英とは戦闘状態ではなく北進作戦も出来たりと
色々な可能性を試せるゲームです。
期待は膨らみますが、ミニゲームだし結局なるようにしかならない気もしますが
いろいろ試してみたいところです。


ゲーム開始前ルールのおさらい
1ターン1年で1939年から1944までの全6ターン
日本軍は連合軍の本拠地(工場マーク)2箇所(同色ではダメ、2色)を占領すると勝利
連合軍は日本本土を占領すると勝利
最終ターンまでいった場合、日本軍が8スペース以上支配していれば日本軍の勝利
7以下なら連合軍の勝利

宣戦布告関連
ゲーム開始時、中国とは戦闘状態だが米英とは戦闘状態ではない
両軍ともゲーム中に一度だけ宣戦布告できる
(日本がイギリスにだけ宣戦布告した場合、アメリカには宣戦布告できないので、アメリカが日本に宣戦布告するまで
アメリカとは戦闘状態にならない)
日本軍が宣戦布告した場合、連合軍はそのターン宣戦布告できない
宣戦布告は日本軍、連合軍どちらからでも行える
日本軍はイギリス軍、アメリカ軍別々に宣戦布告できる
先に宣戦布告した側が作戦フェイズで先に行動を行う
先に宣戦布告すると奇襲攻撃で有利に戦闘が行える
日本軍が先に宣戦布告するとアメリカ軍の作戦カードが10枚、逆だと8枚になる(戦闘前は6枚)
奇襲効果が強力そうなので先に宣戦布告したほうがよさそうだが、アメリカ軍から
宣戦布告させて奇襲攻撃を軽微で乗り切れば作戦カードが減った分進攻が遅れるので
逃げ切り勝利の可能性も見えてくるか
いつ宣戦布告するかされるかのタイミングがかなり重要と思われる

北進作戦関連
日本軍は1941年か1942年のどちらかで北進作戦を行う事ができる
旅順にある完全戦力の精鋭陸上ユニットをウラジオストクに移動させる
以後、毎ターンソ連軍との戦闘の為、地上移動1回を費やす事になる
メリットは拠点を1個確保できるが、地上移動毎ターン1回必要なのと
強力なユニット1個を拘束されるのであまりやる意味が無い?

手順
 生産フェイズ     生産ポイント(PP)と同数の作戦カードを選んで受け取る
 宣戦布告フェイズ 日本軍、連合軍はゲーム中1回だけ宣戦布告を行える
               日本軍が宣戦布告しなかったら連合軍が行える。すると特別作戦をすぐに2回行える
 作戦フェイズ    通常は日本軍、連合軍の順番で交互に1回づつ作戦を行う
               両軍が続けてパスをすると作戦フェイズ終了
 帰還フェイズ   日本軍、連合軍の順番でユニットの再配置を行う


ゲーム開始時の状況



ゲーム開始前考察
ミニゲームながら1939年開始となっているので、今までの太平洋戦争物のゲームと違って開戦前の色々なパターンを試せるのが面白いと思います。
1ターン1年と大味な分サイコロの目次第で戦局がかなり変わる可能性があります。
宣戦布告のタイミングによっても状況が大きく変わってくると思います。

お互い宣戦布告しなかった場合
最終ターンに日本側は8拠点以上占領していないと勝利とならないので、必然的に唯一戦闘状態となっている中国方面で攻勢に出ることになる。
泥沼にはまればそのまま日本の負け、攻勢が成功すればアメリカ側は負けてしまうので日本に宣戦布告してくることになる。

中国とだけ戦闘をする場合
日本軍はどこにも宣戦布告せず、まず上海に戦力を集中、重慶に攻め込んで中国軍を早めに倒したいところだが
定石として連合軍はCBI戦線カードを使って中国軍の強化をしてくるので守りが固くなるし、打撃を与えてもすぐに補充されてしまう。
倒すのは困難かもしれない。お互い宣戦布告しなかった場合とほぼ同じパターン

イギリスにだけ宣戦布告する場合
理想的とも思われる開戦方法だが、勝利条件的に絶対にアメリカは日本に宣戦布告してくる。
アメリカがいつ宣戦布告してくるかわからないし奇襲攻撃となるので本土が直接落とされたり海上兵力が壊滅的打撃を受ける恐れがある。
それを凌げれば連合軍の作戦カードは8枚と少し軽減されるので少し有利となる。
それとアメリカは議会工作が必要になるので早いターンに宣戦布告してきた場合は、カードを捨てる枚数が増えるので一方的に反撃できる
可能性もある。案外悪くないかも。

北進作戦
41年か42年のみ北進作戦を行うことができる。
北進作戦を行うと確定でウラジオストクを占領できるが貴重な精鋭ユニットをゲーム終了まで配置しないといけないので使える戦力が減ってしまうし、
ここをとっても7拠点なので勝ちにはならないが、比較的防備の薄い桂林辺りを取れれば8拠点占領で勝利条件は満たせる。
だが、そうなるとアメリカ側は黙ってはいないのでその後の展開はどうなるかわからない。

アメリカ、イギリス両方に宣戦布告する場合
史実通りの開戦方法。奇襲効果を利用して、南方インド洋方面の攻略に重点を置くかアメリカ水上部隊の撃滅に重点を置くか悩ましいところ。
奇襲効果を利用すればアメリカの水上部隊にかなりの打撃を与えることが出来るだろうし本土の安全が確保できる。
南方インド洋方面の攻略に重点を置けば防備が手薄なので、カルカッタ、昆明の重要拠点2つの占領を目指して早期勝利の可能性もある。
アメリカの宣戦布告による奇襲攻撃に怯えなくてよくなるが、連合軍の作戦カードが10枚となるので長引くと厳しい戦いとなる。

アメリカとだけ戦闘をする場合
イギリスとは日本が宣戦布告した場合のみ戦闘状態となるので、日本がアメリカにだけ宣戦布告した場合とアメリカが先に日本に宣戦布告して
きた場合はイギリスとは戦闘にならない。
比較的防備の薄い南西方面の拠点攻略とボルネオの資源ポイントが使えないのが痛手ではあるが、陸上兵力に余裕ができるのと戦場が限定される
のがメリットか。史実的に考えると南方の資源は絶対に必要なのであり得ない選択ではあるがこのゲームでは可能。


リプレイ
作戦方針
 イギリスのみに宣戦布告を試してみる
1ターン目状況 
 日本軍は西亜作戦(カルカッタ、昆明の2拠点占領)を目指してイギリスのみに宣戦布告
 アメリカとは戦闘状態にないので全力でボルネオの資源ポイントを獲得しつつ西に攻め込む
 (ボルネオを占領するとすぐに資源ポイントが使用できるので一気に勢力を伸ばすチャンス)
 空白地だった昆明を占領することはできたがカルカッタは戦力増強されたので攻略を断念
 本土は占領されないように精鋭ユニットを配置、空母2戦艦1をシンガポールに集結
 戦艦1をボルネオ占領維持の為配置
 連合軍はCBI戦線の守りを固めつつアメリカ軍は戦力増強
2ターン目状況
 アメリカが日本に宣戦布告、連続作戦でボルネオの戦艦1を除去しつつシンガポールに集結中の日本艦隊に攻撃を仕掛けるが
 空母1損害戦艦1除去したのに対して空母1喪失空母1損害戦艦1損害の被害を受けてアメリカ軍の空母戦力がほぼ壊滅
 (ボルネオが緩衝地帯となって奇襲攻撃ではなく通常戦闘となったのが大きい、図らずもアメリカの奇襲攻撃に対する最良の策か?)
 (退却ボックスに逃がしておくという手もあるが)
 (それにこのターンの始めにはまだアメリカ軍の海兵ユニットは登場していないので本土に陸上ユニットを配置しておけば奇襲占領される心配が無い)
 日本軍はボルネオを奪還、本土を取られる恐れが無くなったのを確認後、本土の精鋭をラングーンに投入カルカッタに攻め込み打撃を
 与えるが占領はできず(残り歩兵*1航空1のみなので次ターンで占領できるかもしれない)
3ターン目状況
 カルカッタの占領に成功、これで昆明、カルカッタと連合軍本拠地2か所占領したのでターン終了まで守り切れば日本の勝利
 連合軍はカルカッタか昆明の奪還又は日本本土を占領しないと負けになる
 連合軍は日本本土占領を目指して戦力増強、日本軍も本土の守りを固める
 半ば無茶な連合軍の日本本土進攻作戦と思われたが出目が連合軍有利に働いて日本軍ユニット全滅、日本本土占領に成功
 日本軍の負けで終わってしまったorz


だいたいルールを把握したので実際に各作戦を試してみる
(*印は1ステップを失った状態)

1.中国とだけ戦闘をする場合
 1ターン目は戦力の充実と準備に充てるか現有戦力ですぐに攻撃に移るか難しいところ
 とりあえず1ターン目で重慶攻略を目指す場合
 1ターン目 
  日本側は北進カードを含めて陸上作戦カード3枚、戦略移動させるために海上作戦カード1枚
  連合側は標準的と思われるCBI戦線カード3枚、生産カード3枚
  日本本土の航空1歩兵*1海兵1を上海に戦略移動させて重慶攻略準備
  連合軍は定石と思われる開発で重慶に航空ユニット配置
  大体こんな態勢になると思います。ここで日本が重慶に攻め込む場合、両軍とも航空支援ありで
  日本軍は歩兵1海兵1、中国軍は歩兵1歩兵*1となる。
  とりあえず2打撃与えて損害がなければ作戦は成功といえるだろう。補充は1打撃分ずつしか回復させられないので
  1ターン目で重慶が取れるかどうか何回か試してみたが、確率は3,4割ぐらいか(10回中4回成功)
  ここは首尾よく重慶の占領に成功、昆明は占領できなかったとする
   連合側は空母2海兵1を生産、着実に軍備を増強していて不気味ではある
 2ターン目 
  日本側はとりあえず重慶を取れただけでも十分なので次の攻勢準備と戦力の充実を図る  
  海上作戦カード1枚、地上作戦カード1枚、生産カード2枚
  連合側はまだ準備未了対日戦には慎重になるだろうと想定、CBI戦線カード3枚、生産カード3枚
  1ターン目の帰還フェイズで重慶に戦力を集めていたので防備が整う前に昆明に攻め込み昆明占領
  残る中国軍の拠点は桂林のみ。連合側は援蒋を諦めイギリス軍の戦力充実を図る
  帰還フェイズで昆明に精鋭1歩兵1航空1を集めるとカルカッタ占領が現実味を帯びてくる
  しかも次ターンで日本からイギリスにのみ宣戦布告した場合、アメリカは日本に宣戦布告できないので動けない
 3ターン目 
  中国とだけ戦闘をする場合を逸脱してしまうが、ここでイギリスのみに宣戦布告すると特別作戦効果と合わせて
  ほぼ確実にカルカッタを占領できる。
  これで連合軍本拠地2か所占領で日本軍勝利。(連合軍はカルカッタ奪還の見込み無しで投了)
  なんとアメリカと戦わずして日本軍が勝利できてしまった
  そう考えると重慶が落ちた時点でアメリカは対日戦を考慮しないといけないかもしれない
  こんな選択肢もあったんだなと考えさせられる勝利方法ではある

中国とだけ戦闘をする場合からの勝利



これは若干うまくいきすぎた感があるので、中国攻略が遅れた場合、泥沼に陥った場合を考えてみる
 1ターン目 
  陸上作戦カード3枚は重慶攻略が失敗した場合も考えるとリスクが高いので1枚は生産カードの方がいいと思われる
  まず戦略移動で上海に兵力を集める。陸上作戦で重慶を攻撃、1打撃を与えるが1打撃損害で海兵ユニットを除去させられる
  ここで1ターン目の重慶攻略を諦め歩兵*1の補充と精鋭ユニット生産をして帰還フェイズで上海に航空1精鋭1歩兵2を集める
  連合軍は重慶の防備を最大の航空1歩兵2とする。生産カード3枚は上記の場合と一緒
 2ターン目
  ここでは昆明の攻略も視野に入れて陸上作戦カード3枚、生産カード1枚でいいかもしれない
  重慶攻略は最低でも2回は攻撃しないと取れないだろうし、昆明まで取れれば次のターンで勝てる
  アメリカ側がここでどう出るか、重慶が落ちると危ないと思ったら議会工作で4枚カードを捨てなければならないが
  宣戦布告してくるかもしれないし、守り切れると思えば動かないだろう。とりあえず宣戦布告してこなかったとする。
  重慶攻略だが、虎の子の精鋭ユニットを使えば攻略は簡単かと思ったがこれもサイコロ次第で意外と苦戦するかもしれない。
  だが、1ターン目と2ターン目の2回重慶攻略のチャンスがあると思えば勝算はかなり高くなる。 
  もしここで攻略に失敗して桂林の歩兵ユニットまで重慶の守りについたら歩兵3となるので攻略はほぼ不可能となるだろう
  そうなると勝利条件を満たすことができないのでイギリスかアメリカとどこかで戦わないといけなくなる
  大陸作戦で無駄にカードを費やしたことになるので今後の戦いが厳しくなる
  とりあえず重慶攻略のみ成功、昆明は攻略できなかったと想定
 3ターン目以降
  日本は宣戦布告せず、アメリカは重慶が落ちたのに危機感を感じ日本に宣戦布告、議会工作で3枚カードを捨てる
  特別作戦で日本本土に奇襲攻撃を仕掛ける。空母3の損害とトラックが占領される
  日本は昆明占領、本土が危ういのでカルカッタ攻略を断念。本土の守りを固める
  その後、イギリスとは戦闘にならずで中国の拠点は全部占領できたが、本土が何度も攻撃されて艦隊は壊滅
  だが、陸上ユニットに余力ができて結構粘ってくれたので最終ターンまで持ちこたえたが結局負けてしまった 
結論として
  当初、中国の攻略は難しいと思っていたがやってみるとそれほどではなくなくむしろ短期間で勝利できる可能性が高いし
  やってみる価値は十分あると思われる。だが、失敗した場合はその後の戦いが厳しくなる。
  問題として桂林の歩兵が不気味というかどう動くかが気になるところ。積極的に攻めれば補充で手一杯だろうから
  桂林の歩兵はほぼ遊兵化できると思うが、状況によっては早々に放棄して重慶や昆明に配置される可能性もある。

2.イギリスにだけ宣戦布告する場合
 実際のプレイで試してみた通り。運悪く負けてしまったが、順調に行けば十分勝算はある。
 1ターン目から開戦すれば防備は薄いのでカルカッタ、昆明の占領を狙える。
 アメリカが動いてもカルカッタ、昆明は遠すぎるので奪還は難しく日本本土占領を狙うしかないがまだ戦力が
 整っていないので(特に海兵ユニット)何とか守りきれる可能性が高い。
 
3.お互い宣戦布告しなかった場合
 日本は初期状態で最終ターンまで行くと負けてしまうのでどこかで戦うことになるが交戦状態にある
 中国方面では攻勢は取らずひたすら生産カード重視で戦力増強した場合。
 42年終わりにほぼ日本の戦力がピークとなるので43年にイギリスアメリカ両方に宣戦布告
 奇襲効果で真珠湾の海上兵力に打撃を与えつつできるだけ拠点を多く占領、帰還フェイズで守りを固める
 連合軍が本格的に反攻出来るのは44年(最終ターン)のみなので凌ぎ切って日本の勝利となった
 戦闘が始まるまでは連合軍のカードは6枚に抑えられるし、CBI戦線にも気を使うとなると思ったほどの戦力差は開かなかった。
 多少戦力差が開いても奇襲効果で打撃を与えることができれば十分互角に戦える。
 案外悪くない作戦と結果だったが、連合軍が生産カード重視してたら戦力差はもっと開くし、先に奇襲攻撃してきたら勝つのは難しい。

他の作戦はあまり上策とは思えないので未研究
普通にアメリカ軍と正面から戦ってみたりハワイや豪州の攻略も気になるところだが、
ソロプレイするにはちょっと自由度が高すぎて重いので今回はこれまで 


感想
緒戦では中国としか戦闘状態にないので当然連合軍はCBI戦線カード(援蒋)と生産カード(戦力増強)を多めに選ぶことになる。
日本軍としては早めに本拠地の重慶を落としたいところだが、CBI戦線カードですぐに補充されてしまうのでなかなか重慶を落とす事はできない。
これは史実を見事に再現しているというか欧米が中国を援助しているので日中戦争が終わらず結局対米英戦に追い込まれるというような状況となる。
日本側は常にアメリカ側の日本本土占領一撃負けを警戒しないといけないので神経質な戦いとなる。

このゲームの特徴として敵陣営に属する拠点はユニットを配置するか航空ユニットの制空圏内に入れないと支配したことにはならないので
ユニットの数が少ないとやりくりが大変。特に日本としてはボルネオの生産ポイントは絶対に確保したいし、大陸方面に力を入れるとユニットが
足りなくて本土や太平洋方面の守りが手薄となってしまう。
ユニットは自動で増援として登場するのではなく、生産しないといけないので作戦ばかり行うと戦力を増やせないし空母は生産に時間が掛かるので
一度失うと大変。ただ、陸軍ユニットだけはすぐに生産して配置できるので失ってもそれほど痛くは無い。

やってみた感じ、日本軍が思ったより強い
特に陸上ユニットが多く西側に攻め込めば大陸制覇も夢ではない。
連合軍は安直に日本本土を取れれば簡単だが、それができない場合いかにやりくりして日本側の拠点を8個以下にするか結構頭を使うし
うまくやらないと手数が足りなくて負ける
アメリカが先に宣戦布告してきた時は日本は危機的状況に陥る可能性が高い。
奇襲効果で海上兵力が壊滅して日本本土に何度も攻撃を仕掛けられると危うい。
陸上兵力に余裕があれば本土は守り切れるかもしれないが占領地の数が足りなくて負ける。

日本軍が勝つには個人的見解
所詮ソロプレイの研究結果なので実際は違ってくるかもしれないが
中国を早期に攻略して昆明経由でカルカッタを占領するのが最良
イギリスのみに宣戦布告して防備の手薄なうちに昆明、カルカッタを占領するのが次点
相手の出方次第なのでうまくいくかわからないが、ひたすら軍備増強してから43年以降に米英に宣戦布告
すれば本格的な反攻を受ける前に逃げ切り勝ちが狙える






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