上海・南京作戦  このシミュゲがすごい! 2016年版


興味ある題材でしたので迷わず購入しました。
最初は例によって人気のため品切れとなりましたが、再入荷した時に運よく購入することができました。
表紙もなかなか雰囲気があっていい感じです。


第二次上海事変について
ゲームをやるついでに史実についてよく調べたりするのですが、どうも支那事変が本格的な戦争に発展したのは
盧溝橋事件が原因ではなくこの第二次上海事件にあるように思います。
Wikiを参考に経過を時系列順に示すと、
8月13日午前10時半頃 商務印書館付近の中国軍は日本軍陣地に対し機関銃による射撃を突然開始した。
               日本の陸戦隊は応戦したが不拡大方針に基づいて防衛的戦術に限定した。
8月13日午後9時頃    国民党軍が帝国海軍上海特別陸戦隊への総攻撃を開始し戦闘に突入した。
8月14日           日本艦艇をねらったとされる国民党軍機による空襲が開始された。
               上海租界内の帝国海軍上海陸戦隊が国民党軍の攻撃にさらされる
8月15〜19日       第87師、第88師の2個師であった中国軍は、15日になると、第15師、第118師が加わり、17日には第36師も参戦し、7万あまりとなった。
               日本側は、横須賀と呉の特別陸戦隊1400名が18日朝に、佐世保の特別陸戦隊2個大隊1000名が19日夜に上海に到着し、合わせて約6300名となった
8月21日          中華民国とソビエト連邦の間で中ソ不可侵条約が締結された。
8月23日          上海派遣軍の2個師団(第3、11師団)が、上海北部沿岸に艦船砲撃の支援の下で上陸に成功した。
9月上旬          上海陸戦隊本部前面から中国軍を駆逐する。同時期に中国側は第二次国共合作を成立させ、日本側は華北で攻勢に出るなど、全面戦争の様相を呈した。
10月10日         上海派遣軍はゼークトラインに攻撃を開始、2日後には各所で突破に成功した。
10月26日         上海派遣軍は最大の目標であった上海近郊の要衝大場鎮を攻略。
11月5日          上海南方60キロの杭州湾に面した金山衛に日本の第10軍(第9,13,101師団)が上陸した。
11月9日          中国軍は一斉に退却し始めた。
以下、南京追撃戦となる。
ゲーム中に登場する第6、16、18、114師団はどのタイミングで加入したのかよくわかりませんが、第6、18、114師団は杭州湾、第16師団は華北戦線から戦列に加わっています。


国府軍の初期配置について
どこでも好きな場所に配置できるとのことでいきなり自由度が高くて迷ってしまいますが、恐らく初心者だとよく考えず日本軍の上海陸戦隊がいる上海周辺に
集中配置して一気に倒してやろうと考えると思います。自分も最初そうでした。しかし、これは罠です。
確かに、上海陸戦隊を倒して上海を取り返すことができると思いますが、それだけでは勝利とならず日本軍の逆襲をうけた場合、簡単に負けてしまう場合があります。
日本軍は増援部隊を港湾マークのある好きな場所に次々と上陸させられるので、杭州がガラ空きだとまず杭州が簡単に取られてしまいます。
日本軍は3ターン終了までに2箇所の拠点を取っていれば勝ちなので、ガラ空きの杭州と上海を落とされたらそれで負けとなります。
それと、無錫北東の港湾がガラ空きだと日本軍が上陸してきた場合南京をあっさり取られる可能性があります。
そう考えると自由に配置できるといいながら、結局限られた配置を強いられるような気がします。

配置@ 

上海周辺に集中配備した場合です。
この場合、かなりの確率で上海陸戦隊を壊滅させることができますが、その後
がら空きの杭州から日本軍が上陸、上海隣接の港からも上陸してきて上海、
杭州の2拠点があっさり取られて3ターン目までに敗退となるだろう。

配置A

杭州に守備部隊を配置したのと上海周辺の港湾を全部抑えた配置。
杭州の2マス隣の港湾から日本軍が上陸してきてあっさり上海と杭州を
取られて上記と同様の結果となる。

配置B

杭州方面の港湾を完全に抑えつつ、上海陸戦隊の退路も遮断した配置。
上海周辺で日本軍が手こずっていてこれでうまくいくと思われたが、その後
無錫北東の港湾から日本軍の増援が上陸してきて手薄となっていた南京が
あっさり占領される。早期敗退は無くなったが勝つのは厳しいか。

配置C

これが一番理想的な配置だと思われる。
杭州方面は完全に抑えてあるし、無錫北東の港湾も抑えてあるので
日本軍は上海周辺にしか上陸することができない。
後はできるだけ粘って日本軍の勝利を阻止する。


リプレイ
配置Cが国府軍にとって一番いい配置かなと思ってやってみました。
上海周辺には国府軍が1部隊しかいないし、逃げ場もあるので大丈夫かと思ってたら
陳誠マーカーを使用したこともあり上海陸戦隊が壊滅してしまって最悪のスタートとなるが、
続々と増援部隊を上海周辺に上陸、そのまま西進して南京方面に攻め込みたかったが
国府軍の増援が鉄道移動で妨害してきてあまり進めず。
杭州方面に展開した部隊は順調で意外とあっさり杭州を占領することができた。
杭州からそのまま寧國方面に進撃したら鉄道もなく国府軍の移動力も低いのであまり
妨害を受けることなく寧國占領までいけた。
ひょっとしたら行けるかもしれないと思いさらに北上して南京に攻め込んだら最終ターンまでに
間に合って南京占領。
ほぼ完全勝利となったが、やっぱり上海は守り切りたかったし上海陸戦隊が壊滅したのですっきりしない。

ゲーム終了時



感想
短期戦で勝利できなかった場合、戦線拡大か現状維持が選択できますがやせ我慢してもしょうがないので結局戦線拡大を選ぶことになるだろう。
日本軍は国府軍と比べるとかなり強いですが、下手に囲まれて除去させられたり、有利に戦っても相互損害という割に合わない結果になることも
あり思わぬ損害を受けて苦戦することもある。
上海から南京に進むコースと杭州から寧國に進むコースと2つのルートがあるので日本軍は手薄な方を選んで攻めることができる。
そう考えると国府軍が勝つのは難しいかもしれない。
勝敗には直接関係しないが、上海陥落と上海陸戦隊の潰滅が看過できない人には厳しいゲームだ。
そういう人が対戦相手なら勝敗を度外視して上海を全力で攻めれば勝手に相手が戦意喪失して勝てるかも。

エラッタ?
第11師団のユニットが2個ありますが、後から登場する方は第6師団の間違いと思われます。
問い合わせてないので確証はありませんが。




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