皇帝ナポレオン コマンドマガジン119号


1ターンが1年ということもあり非常に簡単なゲームとなっていますが、ナポレオンが辿った軌跡を
一通り体験できるようにはなっています。
個々の戦いも興味深いですが、こういった大きな視点で眺めてみるのもなかなか面白いものです。




フランス軍の戦略
4カ国の国と講和状態となると勝利することができます。
全部でイギリス、プロイセン、オーストリア、ロシア、スペインの5カ国あり、このうちイギリスと講和を結ぶのは非常に困難
(基本ルールでは無理)となっているので残りの4カ国を倒して講和を結ぶのが基本になるかと思います。
しかし、プロイセン、オーストリアは簡単に倒せるかと思いますが、ロシア本国とスペイン本国での戦闘はデメリットが多くて
かなり苦戦します。
それに、ナポレオン率いる部隊が全滅すると全ての国と宣戦状態になるので、ただでさえ兵力が消耗しているのに四方から
攻められて一気に窮地に陥ります。
序盤は、プロイセン、オーストリアを早めに倒してロシア遠征の準備、なるべくスペインが中立のうちにロシア遠征を行うことが
できればフランス本国に防衛部隊を配置する必要がなくなるので全力で攻め込むことが出来る。
プロイセン、オーストリア戦でロシア軍が消耗していれば一気にロシア遠征でロシアを倒せる可能性もあります。
もしスペインが参戦していると、スペイン軍はフランス軍部隊がいるエリアに移動できないルールになっていますが、イギリス軍が
スペイン経由でフランス本国に攻め込んで来られる状況になります。兵力はあまり多くありませんが、防衛部隊が少ないと危険です。
一度倒して講和を結んだ相手国も時間が経って敵対度が上昇すると再び戦闘状態となるので外交にも注意が必要。
プロイセンやオーストリアならまだいいけど、ロシアの場合せっかく倒しても、もたもたしているとまた敵対して苦難のロシア遠征を
再び行う破目になるので短期戦で勝つのが理想です。
うまくいけばプロイセンかオーストリアと同盟を結ぶことも可能ですがあまり当てには出来ない。
ロシアを倒す方法
全兵力でフランス軍は20ユニット、ロシア軍は15ユニットとなる。
ロシア本国での戦闘は焦土戦術をとられると、進入するのに4〜6ユニット消耗、戦闘1ラウンドごとに1〜3ユニット消耗、
撤退するのにも4〜6ユニット消耗します。
ナポレオンの戦術と戦略能力があれば多少の不利は何とかなりますが、全力で戦って殆ど5分の勝率だと思われます。
なのでスペインが参戦しているとフランス本国の防衛に戦力を割かれるので勝つのは難しくなります。
プロイセンとは同盟を結べる確率がやや高いので同盟を結んで戦力を補強することができれば勝率も少しは上がります。
あと、初心者相手だと序盤の戦闘でロシア軍の兵力が消耗していてあっさりロシアを倒せるかもしれませんが、一度でも
このゲームをやったことがある人なら早めに撤退してほぼ完全戦力で待ち構えていると思われるのでその可能性は低い。
撤退するなら早めに決断しないと撤退時に全滅ともなりかねない。
ともかくナポレオンの軍が全滅するとほぼそこでゲーム終了となるぐらいの窮地に陥ります。
(投了してもいいぐらい。やったことが無い人はエルバ島幽閉から脱出までの軌跡を体験してもいいかも)
スペインを倒す方法
スペイン戦はプロイセン、オーストリア、ロシアを倒してから取り掛かるのが基本となるだろう。
全兵力でフランス軍は20ユニット、スペイン軍は6ユニットとなる。これにイギリス軍3ユニットが加わり連合軍は全部で9ユニット。
スペイン本国での戦闘は戦闘1ラウンドごとにフランス軍は1ユニット消耗、スペイン軍は除去されたユニットを2個補充される。
戦闘ラウンドは最大6ラウンドまでしかないというルールになっている。
しかもスペイン本国を占領してもスペイン軍はポルトガルに撤退して抗戦するので再び同条件で倒さなければならない。
ロシア本国の戦闘と違ってナポレオンの部隊が全滅する可能性は少ないが、倒すのは困難。
サイコロの目が悪いといつまで経っても倒せず、逆にこちら側は消耗していく。その間にロシアがまた敵対したら悪夢だ。

連合軍の戦略
ナポレオンの自滅を待つしかない。
フランス軍はロシアもスペインも倒さなければ勝つことができないので待ち構えていればいずれ攻めてくるだろう。
まともに戦っても勝ち目はないので有利なエリアに誘い込んで倒すか消耗させるしかない。
序盤ではなるべくロシア軍の消耗は控えて早めに撤退、フランス軍のロシア遠征に備えたほうがよい。
イギリス軍はポルトガルに待機させてスペインが参戦次第、スペインに移動してフランス本国に圧力をかけつつ
スペイン防衛に徹するというかほかにやることがない。
プロイセンとオーストリアはどうしようもない。最大戦力で迎え撃つか、フランスの隣に3つある中小国に嫌がらせ攻撃するか好きにしよう。
ともかくどこかでナポレオン率いる軍を全滅させさえすれば勝てる。


リプレイ

1回目
 初戦のオーストリアとプロイセン戦でロシア軍が深追いしすぎてかなり消耗してしまったのでフランス軍があっさりロシア遠征に成功してしまった。
 なんか味気ないし、外交などでいろいろ間違ってるところがあったので一旦やり直す。
2回目
 オーストリアとプロイセンを倒すまでは順調だったが、今回はロシア軍が早めに撤退したため、すぐに攻め込むことはできず、4ターン目で準備を
 整えてロシア遠征開始。フランス軍15ユニット、ロシア軍10ユニットの対決だったが、焦土戦術の不利が祟ってナポレオン率いる軍が全滅してしまう。
 ナポレオン敗北によりすべての国と宣戦状態となる。5ターン目、フランス本国にイギリス、ロシア、オーストリア、プロイセンの17ユニットが攻め込む。
 対するフランス軍は8ユニットで守るが、ナポレオンが敗北したため裏面となって弱体化しているので過日の如き活躍はできず全滅。
 ナポレオンは退位させられエルバ島へ。6ターン目、はやくもナポレオンが帰還、特殊ルールで若干の連合軍を蹴散らすも衆寡敵せず反撃を受けて
 フランス本国を再び占領されてフランス軍の負けとなる。
3回目
 是非ともナポレオンに勝ってほしいのでリベンジ。
1T
 外交フェイズ   プロイセン中立、スペイン中立
 軍動員フェイズ
 海軍フェイズ  なし
 連合軍第1移動フェイズ  
 フランス軍第1移動フェイズ
 第1戦闘フェイズ 
  オーストリアで決戦 
   ナポレオン20部隊VSカール21部隊 損害仏軍3 連合軍10 フランス軍勝利
 第1エリア支配者確認フェイズ
  オーストリア降伏
 フランス軍第2移動フェイズ
 連合軍第2移動フェイズ
 第2戦闘フェイズ
  ロシア領土で戦闘 
   ナポレオン17部隊VSクトゥーゾフ11部隊 損害仏軍0 連合軍1 フランス軍勝利
 第2エリア支配者確認フェイズ
  ロシア領土占領
 ターン更新
2T
 外交フェイズ   プロイセン宣戦、スペイン中立、オーストリア講和
 軍動員フェイズ
 海軍フェイズ  なし
 連合軍第1移動フェイズ  
 フランス軍第1移動フェイズ
 第1戦闘フェイズ 
  プロイセンで戦闘 
   ナポレオン8部隊VSブラウンシュバイク8部隊 損害仏軍1 連合軍8 フランス軍勝利
 第1エリア支配者確認フェイズ
  プロイセン降伏
 フランス軍第2移動フェイズ
  ロシア遠征 ナポレオン19部隊 焦土戦術で損害6部隊
 連合軍第2移動フェイズ
 第2戦闘フェイズ
  ロシア本国で戦闘
   ナポレオン13部隊VSクトゥーゾフ12部隊 損害仏軍12 連合軍12 フランス軍勝利(残り1部隊だった
 第2エリア支配者確認フェイズ
  ロシア降伏
 ターン更新
3T
 外交フェイズ   プロイセン講和、スペイン中立、オーストリア講和、ロシア講和
 軍動員フェイズ
 海軍フェイズ  なし
 連合軍第1移動フェイズ  
 フランス軍第1移動フェイズ
 第1戦闘フェイズ 
 第1エリア支配者確認フェイズ
 フランス軍第2移動フェイズ
 連合軍第2移動フェイズ
 第2戦闘フェイズ
 第2エリア支配者確認フェイズ
 ターン更新
4T
 外交フェイズ   プロイセン同盟、スペイン宣戦、オーストリア講和、ロシア講和
 軍動員フェイズ
 海軍フェイズ  なし
 連合軍第1移動フェイズ  
 フランス軍第1移動フェイズ
 第1戦闘フェイズ 
  スペインで戦闘
   ナポレオン15部隊VSムーア9部隊 損害仏軍4 連合軍9 フランス軍勝利
 第1エリア支配者確認フェイズ
  スペイン占領、スペイン軍はポルトガルへ
 フランス軍第2移動フェイズ
 連合軍第2移動フェイズ
 第2戦闘フェイズ
  ポルトガルで戦闘
   ナポレオン11部隊VSムーア6部隊 損害仏軍3 連合軍6 フランス軍勝利
 第2エリア支配者確認フェイズ
  ポルトガル占領 スペイン降伏
 ターン更新

まとめ
 1T オーストリア本国で決戦、フランス軍勝利 ロシア領土も占領
 2T プロイセンが宣戦してきたので降伏させる、戦力十分なのでロシア本国に攻め込むも残り戦力1というギリギリの勝利で
    かろうじてロシアを降伏させる
 3T イギリス以外は全部中立か降伏で平和状態、ロシアに遠征していた指揮官、部隊をフランスへ呼び戻す
    フランス軍の兵力も激減しているので戦力培養
 4T プロイセンと同盟成立、スペインが参戦する。スペイン、ポルトガルと連続勝利
    連合軍4つの大国と講和でフランス軍勝利!!
 あっさり勝ったというか短期決戦じゃないと勝つのは難しいかも
 ロシア遠征は苦戦したけど、スペイン戦はフランス本国に近いから補充戦力を送りやすいし他に敵対国がなければ
 数で圧倒して押し切れるかも


感想
なかなか面白いです。簡単で短時間で終わるので何度もやってみようという気になります。
かなりハイペースだけどナポレオンの戦いを追体験できるのもよい。
ただ、エルバ島の下りは余興というかおまけみたいなものであの状況じゃ勝ち目が無いだろう。


指揮官能力
陸軍ユニットは単なる頭数で国籍によって優劣が無いので指揮官の能力が重要となる
総指揮官の能力が使われるので、弱い指揮官がいても問題ない
当然のごとくナポレオンの能力は超一流となっているが、ナポレオンが率いる部隊が全滅すると裏面となり少し能力が低下する
指揮官の能力には次の3つの能力がある。
戦術
 6が出るとヒットを与える事ができるが、戦術能力の修正が入る
 指揮官同士の戦術能力の差でサイコロの目が修正される(+1ならサイコロの目+1となり5以上出せばヒット)
作戦
 サイコロを振れる数(作戦能力か陸軍ユニットどちらか少ない方)
統率
 陸軍ユニットを連れていける数(強い指揮官は前線に残り、弱い指揮官は動員した増援ユニットを後方から前線に移動させるのに使うとよい)

指揮官

戦術

作戦

統率

フランス軍(移動力2ナポレオンのみ3)        戦力上限20
 ナポレオン(表/裏)

3/3

8/5

10/10

 ダヴー

2

7

6

 スールト

2

4

4

 ネイ

1

2

4

オーストリア軍(移動力1)               戦力上限15
 カール(1811年更迭)

2

7

7

 マック

1

4

6

 シュヴァルツェンベルク(1811年登場)

1

6

7

プロイセン軍(移動力1)                戦力上限10        
 ブラウンシュバイク(1808年更迭)

1

4

6

 ブルッヒャー(1808年登場)

2

6

7

ロシア軍(移動力2)                   戦力上限15        
 バルクライ(ロシア本国/他国)

2/1

6/6

6/6

 クトゥーゾフ(1813年更迭)

2

6

7

 ヴィトゲンシュタイン(1813年登場)

1

6

6

イギリス軍(移動力2)                  戦力上限3        
 ムーア(1810年更迭)

2

5

3

 ウェリントン(1810年登場)

2

8

3

 ベレスフォード

1

4

3

スペイン軍(移動力1)                  戦力上限6        
 ブレイク

1

2

6





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